2026年6月

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OKI電線が開発した「FAKRAコネクタ搭載マシンビジョン用ケーブル」は、AIロボットや産業用FA機器の高度な自動化・DX化に対応するために設計された、GVIFおよびGMSL規格対応の高速画像伝送ケーブルです。AI画像検査や自動化工程では、高解像度映像をリアルタイムかつ安定して伝送する性能が求められる一方、装置の小型化や複雑化に伴い、狭小スペースでの配線性や可動部での耐久性も重要な課題となっています。本製品は、こうした製造現場の要求に応えるため、車載分野で実績のあるGVIF/GMSLとFAKRAコネクタを産業用途向けに最適化したソリューションです。

GVIF(Gigabit Video InterFace)およびGMSL(Gigabit Multimedia Serial Link)は、LVDSベースの高速シリアル伝送規格であり、約5Gbpsの高速データ通信に対応しています。これにより、高精細な画像データを低遅延かつ低CPU負荷でリアルタイム伝送でき、AI推論や画像処理性能を最大限に活用できます。また、ノイズ耐性に優れた構造により、大型モーターなどが近接するFA環境でも安定した画質を維持します。

ケーブル外径は標準3mmの極細仕様となっており、従来のGigE、USB3、CXP12ケーブルと比較しても優れた配線性を実現しています。ロボットアーム内部や小型装置内の狭小スペースでも取り回しやすく、軽量化によって可動部の慣性負荷を低減できるため、高速かつ高精度なモーション制御にも貢献します。

コネクタには、自動車のテレマティクスやADAS分野で広く採用されているFAKRAコネクタを採用しています。FAKRAは、独自のロック機構によって高い耐振動性と接続信頼性を確保できる車載規格コネクタであり、過酷な振動環境下でも安定した通信を維持します。さらに、IPX7相当の防水仕様にも対応しており、水滴やクーラントが飛散する環境でも安心して使用できます。

製品ラインアップには、固定配線用の「Hタイプ」と、摺動屈曲に対応した可動配線用の「Kタイプ」を用意しています。可動用ケーブルは、OKI電線独自試験においてR37mm条件下で摺動屈曲1,000万回以上の高耐久性を確認しており、ロボットやケーブルベア用途でも長期間の安定運用が可能です。また、固定部と可動部を中継接続する構成にも対応しており、摩耗しやすい可動部のみを交換できるため、設備停止時間やメンテナンスコストの削減にも貢献します。接続は最大4本、総延長15m以内での構成に対応しています。

本製品は、AIロボット、画像検査装置、モニタリングシステムなど、高速通信、高信頼性、耐久性、省スペース性が求められる幅広い製造現場に適したマシンビジョン用ケーブルです。

◇メーカーサイト
https://www.okidensen.co.jp/jp/prod/cable/mv/index_fakra.html

◇商品紹介ページ
https://nisho.ocnk.net/product/610


FAKRAコネクタ付き同軸ケーブル



ジャック(左)とプラグ(右)



FAKRAコネクタ搭載マシン用ケーブル 可動用(左)固定用(右)




品名
FKR(CX)- ① - ② - ③ - ④
①:ケーブルタイプ記号 固定配線:H 可動配線:K
②:コネクタ組合せ記号 両端プラグ:PZPZ ジャック/プラグ:JZPZ 両端ジャック:JZJZ
③:防水        あり:WP なし:記載しない
④:ケーブル長     記号例 03m:030 15m:150